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12分野の研究テーマ

1)PRISM / AVNIR-2

  1. PRISMとAVNIR-2のセンサ特性評価と取得画像データの画質評価
  2. 取得画像データの幾何学的校正・検証、放射量校正・検証
  3. 高速・高精度な物理量の抽出手法の開発

2)PALSAR

  1. PALSARのセンサ特性評価と取得画像データの画質評価
  2. 取得画像データの幾何学的校正・検証、放射量校正・検証
  3. マイクロ波散乱およびSAR干渉を利用した解析手法の高度化

3)DEM・地図作成

  1. デジタル標高モデル(DEM)の自動作成手法の開発
  2. 地図データとなるオルソ画像の自動作成手法の開発
  3. 効率的な地図更新を目的とする技術開発


SAR干渉処理によるDEM作成
JERS-1 OPSによるステレオ立体視
PRISM / AVNIR-2による都市開発のモニタリング

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4)土地利用・土地被覆分類

  1. 高精度な土地被覆分類を自動的に行うアルゴリズムの開発
  2. 都市・住宅開発等による土地利用及び植生の変化モニタリング


多時期JERS-1 SARを用いた植生型の分類
多時期SARデータを用いた森林分類
千葉県北部の土地利用図

5)防災・災害

  1. 地震・地形変動、火山活動
  2. 森林火災、洪水
  3. 土砂崩れ、斜面崩壊、地盤沈下
  4. タンカー事故による油流出汚染
  5. 上記のような災害の発生時における被害状況モニタリング、被害予測および危険箇所予測


差分インターフェロメトリによる地震観測
SARによる地殻変動モニタリング
新潟県中越地震の干渉解析

6)地質、鉱物資源

  1. PALSARデータの単独使用のみならず、DEMやオルソ画像および他衛星のデータ等を複合利用することによる地質調査や鉱物資源探査

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7)生物資源

  1. 森林グローバルマッピングなど、地球温暖化に重要な役割を果たす炭素循環メカニズムの解明、植生ダイナミクスの把握
  2. 都市化や薪炭材、輸出木材目的の森林伐採、焼き畑等の人間活動や山火事、干ばつ等の自然災害による森林・草地の変化
  3. 農地・草地・森林の生産力・成長量や、森林の樹種分布、農作物の作付け状況、病虫害被害の推定・モニタリング


JERS-1 SAR全球熱帯雨林マッピング:アフリカ
JERS-1 SAR全球熱帯雨林マッピング:南アメリカ

8)海洋分野

  1. 波浪、海上風、沿岸流および海氷に関する研究
  2. 海洋ダイナミクスの把握
  3. 沿岸の土壌浸食や堆積による地形変化のモニタリング
  4. サンゴ礁の分布・生育状況の変化モニタリング
  5. タンカー事故や河川汚濁水流入による海洋汚染モニタリング、および赤潮等による沿岸水域の漁場への影響調査に関する研究


JERS-1 OPSを用いた船舶速度ベクトルの測定
ADEOS AVNIRによる中国・黄河の土砂流出

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9)雪氷

  1. PALSARおよびAVMIR-2データの解析による、広範囲の積雪・融雪モニタリング
  2. 山岳氷河および流氷・海氷の分布や経時変化のモニタリング
  3. 南極、グリーンランドなど極域の氷床、氷河の質量変動収支の把握

SARインターフェロメトリによる湖氷厚さの推定

10)農業

  1. 農地や草地における生産力・成長量や収量、農作物の作付け状況の把握や変化予測に関する研究

11)水文・水資源

  1. 土壌水分量の測定アルゴリズムの開発
  2. 河川流域における土壌浸食や堆積による地形・流路変化や湖水運動の解析
  3. 土地利用・土地被覆変化やDEMを利用した流出変化解析
  4. 水質汚濁解析
  5. 従来データが不足していた地域での水資源管理全般


SARによる土壌水分の推定
アマゾン・ジャウ川流域における洪水の季節変化

12)地理

  1. 地図データと統計情報等を統合した地理情報システム(GIS)の整備
  2. 住宅、鉄道、道路、上下水道といった都市施設の整備計画策定や管理の支援など、国土マネジメントに関わる研究
  3. 環境アセスメントや、ヒートアイランド現象等の都市気候変化のモニタリングなど、人間の居住地域に関わりの深い研究
  4. 重要遺跡の保全計画
  5. 植生状況や土壌水分のデータを利用した伝染病および寄生虫疾患等の被害予測・予防戦略


宇宙から見た世界遺産・屋久島
宇宙から見た世界遺産・ピラミッド

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